学校名:愛媛県立松山東高等学校 2年生
名 前:濱松葵(Aoi Hamamatsu)
留学プログラム:高校留学(短期)
留学国:オーストラリア
留学期間:2023年7月~2023年8月
私は、2023年の夏にトビタテ!留学JAPAN8期生として、オーストラリア・ブリスベンに3週間留学した。ヒトと動物の共生できる社会づくりに貢献する獣医師になることが私の夢で、動物福祉先進国であるオーストラリアを選んだ。初めて日本の外に出るのが一人で、期待と不安が入り混じっていた。
私は動物が大好きだった。オーストラリアでも、ホームステイ先にいた犬のTobyのおかげで、家族と離れていても寂しくなかった。私も日本で愛生という犬を飼っているが、Tobyは愛生と全く違っていた。家の中でも土足のためTobyの行動範囲が広いこともあって、こちらが後ずさりするくらいテンションが高いし、容赦なく飛びついてくるしで、出かける前にズボンにべったり足跡が付いたこともあった。その時ホストマザーのToulaが台所にあったスチールウールのスポンジに食器用洗剤をつけて私のズボンをゴシゴシこすり始めたときには吹き出しそうだった。毎日が驚きと笑いの連続だった。
留学は、私に自信と人間性の成長、これからも英語を勉強し続けるモチベーションをくれました。思っていることをそのまま伝えられないもどかしさ、第二言語で生活することの厳しさを知り必死についていく努力をしたことで英語力に自信がつきました。私は単に机に座って勉強するだけではなく学校の友達やファミリーなどの現地の人たちと積極的に話して英語力を高めることを意識しました。

到着して最初の夜は、いくらオーストラリアは暑いといっても冬の日の入り以降は急に気温が下がってやはり寒かった。一気に不安と寂しさを実感した。そこで思い切ってToulaに相談すると、明日アウターを買いに連れていてあげると言ってくれた。困ったことは思い切って自分から相談することが大切だとわかった。この時に一緒に選んだ青いジャケットはお気に入りだ。ステイ先には私以外にもタイからの留学生が5人いた。彼らはホームステイではなく、下宿生として部屋だけ借りて住んでいた。料理人になりたくて料理学校で勉強している人や、親に勧められて留学し仕事を探している人もいて、私は刺激をもらった。みんな英語がぺらぺらな上にお互いにはタイ語で話していて、正直劣等感を感じた。一方で仲良くなれた人もいた。中でもJinは夜ご飯の時も一緒で、たくさん話をした。Jinは以前、私が一週間だけ通うことになっていたBROWNS English Language Schoolに通っていたことがあった。そこで、私がオーストラリアに到着した次の日、Jinが語学学校までバスで行く練習に付き合ってくれた。Goカードを使って乗り降りすることや、Google Mapの使い方、語学学校や駅とその近くの安いスーパーの場所を教えてくれた。留学2日目にして英語で会話をし、バスの乗り方もわかって、少し自信がついた。Jinの優しさのおかげで、私の留学はいいスタートが切れたと思う。
この留学の一番の目的はオーストラリアの動物保護の探究活動だった。民間の動物病院で手術を間近で見学したり、RSPCAという利益を追求しない大規模な動物保護団体のバックヤードを見学したり、個人経営のキャットホテルを訪問したりした。なかでもUniversity of Queenslandを訪れたことは、私にとって大きな収穫があった。UQの獣医学部生の教室には、あらゆる動物の模型が並んでいた。学生はそれらを使って助産や避妊・去勢手術、麻酔注射などのの実技試験を受けるそうだ。私は初めて、将来自分が獣医師になったらどんなことをしなければならないのかリアルにイメージすることができた。オーストラリアでは獣医師の需要が大量にあるにもかかわらず供給が全然足りていないそうだ。これまでは日本の大学に進学する選択肢しかなかったが、この留学のおかげで海外の大学に進学する選択肢も持つことができた。
今、留学経験のある日本の高校生は1%にも満たないと言われています。これを読んでくれた方が、一人でも多く留学に興味を持ってくれたら嬉しいです。世界はきっと、あなたの想像以上です!
Bình luận