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松浦小代芭(Koyoha Matsuura)

執筆者の写真: ATAインスティテュートATAインスティテュート

学校名:学校名:仙台育英学園高等学校 外国語コース 2年生

名 前:松浦小代芭(Koyoha Matsuura)

留学プログラム:高校留学(中期)

留学国:オーストラリア

留学期間:2023年9月~2024年11月







 私は中学⽣の頃から海外に強く関⼼を抱くようになりました。⾃分の⾒たことがない、まだ知らない世界が広がっているであろう遠く離れた地に憧れを抱いていたのです。 その志しのもと中学は海外研修のある学校に進学したものの、コロナウイルスの影響により断念せざるを得ない状況になってしまいました。それでも諦めきめず、⾼校になって留学をする決⼼をしました。


 留学先のブリスベンでの出来事は私にとってかけがえのないものとなっています。改めて振り返ると、たった2ヶ⽉半の間に本当に多くのことを経験したと感じます。その⽇々を思い出すだけで今でも胸が熱くなるほどです。⽇本とは異なる空気感や街並み、⼈々の様⼦など、最初のうちは何もかもが輝いて⾒えました。留学は遊ぶためのものではなく、「学び成⻑するためのもの」であると思います。そしてそれに加え、「⾃分の⼒で全⼒で楽しむもの」でもあると私は思っています。



 私の通った現地校にはオーストラリア⼈だけでなくアジア系やインド系など、様々な⼈種の⼈々で溢れていました。学校全体に明るく活発な雰囲気が広がり、クリスマスに近い時期には⽣徒も教師もクリスマスコスチュームを着⽤して登校する⽇もあり、⽇本とは違う⾃由さを感じた経験もあります。 ⽇本語の授業を選択することができ、そこで私は教師の⽅のサポートをしていました。初⽇から「あなたは歩く辞書だ!」と親しく接してくれ、友達を作ることもでき、不安な気持ちが和らいだのを覚えています。最初は⽇本とは異なる⽣徒主体型の授業や⽣徒の⼈柄に⼾惑うこともありましたが、後半では校外学習でラーメンを⾷べに⾏ったり、友達と動物園に⾏きコアラを抱っこすることができたりなど、全体的に充実した学校⽣活を過ごすことができたと思います。



 ホームステイ先でも多くの体験をしたのを覚えています。ホストファミリーはフィリピン出⾝で陽気な⽅々でした。カトリックを信仰していて、⼟曜⽇の朝には毎週礼拝に⾏きました。このような⽇本にいては経験しないような体験をすることができたのは⾃分の価値観の成⻑につながったと感じます。7歳のホストブラザーがいたのですが、最初は⼩さな⼦の相⼿の仕⽅がよく分からず、ただひたすら隣で⼀緒にポケモンを⾒ていた時期がありました。しかし、⽇々を過ごすうちに徐々にお互い打ち解けていき⽇本のベイブレードで遊んだり、すき焼きを⼀緒に作ることができるほどにまで親しくなることができました。帰国が近づいた頃には「寂しい!」と⾔ってくれ、とても温かい気持ちになったのも今でも鮮明に思い出せます。また、地域にフィリピン系のコミュニティーがあり、そのメンバーで毎週のようにパーティーを開きスポーツ観戦をしたり歌を歌ったりしたのも⼤切な思い出の⼀つとなっています。 ⼀つの留学で複数の⽂化に触れることができる点も多⺠族国家であるオーストラリアの魅⼒の⼀つです。


 休⽇には電⾞に乗り City に遊びに⾏くこともありました。ブリスベンには博物館や美術館が多く、さらに無料で⼊場できることが⼤半なのでそのような施設に⼊り浸っていました。学校と同じく街も様々な⼈種の⼈で溢れ、⾃分もその⼀⼈なのだと思うと不思議な気持ちになったのを覚えています。


 今、私は留学をして「⾃分の世界広がった」と感じることができています。学校、ホームステイ先、そして街、⾄る所に⾃分が今まで触れてこなっかった⽂化や知識が溢れていました。他国で⽣活し、⽇本では体験できないことや触れ合うことができない⽂化に接することで確実に⾃分の中に新たな認識が⽣まれたように思います。決して全⼒で楽しめるような⽇ばかりではなく、想像と違う⽇々に⼾惑ったり、不甲斐なさを感じる⽇ももちろんありました。しかし、今はそんな経験を与えてくれた⽇々に、⾼校⽣という貴重な時期に⼤きな成⻑を与えてくれたこの留学に⼼から感謝するばかりです。この成⻑はこれからの⾃分の⼈⽣に役⽴つと私は信じています!


 留学によって広がった世界の中で、これから⾃分がどう⽣きていくのかをさらに模索していきたいと思います。

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