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佐々木悠乃(Yuno Sasaki)

執筆者の写真: ATAインスティテュートATAインスティテュート

学校名:北海道武蔵女子短期大学 英文科 2年生

名 前:佐々木悠乃(Yuno Sasaki)

留学プログラム:海外留学

留学国:カナダ

留学期間:2023年8月~2023年12月



 私は、学生のうちに英語だけに触れる環境に身を置いてみたかったこと、過剰に周りの目を気にして自分の行動に自信を持てなかった元々の性格を見直したいという二つの理由から、留学をすることを決めました。





 初めての海外は私にとって全てが刺激的でした。予想以上にカナダは多国籍国家で、色々な言語が街中で飛び交っており、バスで聞こえてくる電話の会話は英語であることの方が少なかったほどです。欧米などの国々は特に、人の個性を認め合う文化が自然とあるイメージがありました。実際に現地に行ってみて、肌色や髪の毛の生え方の違い、スカーフ、タトゥーの有無など本当に人それぞれでした。日本に住んでいる人のほとんどは日本人であり、似たような価値観や先入観を持つことから、ある程度の固定概念があるのかなと気づきました。ですが、カナダで生活する人々は、子供のころから見た目や文化、習慣の違いがそれぞれにあることを当たり前としており、個性を認め合うというより、みんな違って当たり前としているその考えがとても素敵だと感じました。それを知ってから、今までより人の考えや思いに先入観を持つのをやめました。私が知らないだけで、何か別の考えがあるのかもしれないなど、色々な視点から物事を見て、探求する力がついたと感じます。



 他にも海外に行って素敵だと思った点がいくつもありました。その一つは言葉です。朝、学校へ行く前にホストマザーは必ず、”Have a good day!” と言ってくれました。その言葉自体は元々知ってはいましたが、相手の一日を良いものであるようにと願うその言葉が私は大好きになりました。逆に、日本と海外を比べて、日本の方が素敵だと思った言葉もあります。それは、「いただきます」と「ごちそうさま」です。カナダでは、皆特になにも言わず食べ始めていたことが少し物足りなく感じました。食材に感謝して食べ始める日本の文化を、逆に私が世界に広めたいと感じました。



 通っていた語学学校では、毎日笑いが絶えない、とても楽しいクラスメイトと勉強に励みました。多国籍の生徒が集まる中、互いに文化を教え合い、比べ合わせる日々は刺激的で貴重なものでした。ときには、文化の違いから衝突することもありましたが、私が帰国する際には「またどこかで必ず会おう」と約束し、現在でも数人と連絡を取っています。そのような素敵な友人と巡り合うことができました。


 多様な文化を日常で感じるなかで、学習面も共に成長することができました。最初、ホストファミリーやハウスメイトと話す際、完璧な英語でないと恥ずかしいという思いがどこかでありました。話す前に翻訳機を使って正しいか調べたりしていましたが、結局その場で言えても復習しないと忘れてしまいます。そこから出来るだけ自分の力を試すように英語で会話をするよう心掛けました。理解できなかったら遠慮なく意味を聞いて、すべての会話に価値を見出していきました。また、貴重な日々を帰国後に沢山の人に伝えたいという思いから、4か月間毎日日記をつけることを継続しました。本場で英語をしゃべるチャンスをくれた両親や大学の先生方、エージェントの方々に、心から感謝し、その機会を存分に利用する、充実した留学生活が送れたと自信をもって言えます。

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